鬼怒川温泉 あさや

宿泊レビュー

創業130年のおもてなしに感動!鬼怒川温泉「あさやホテル」

もうすぐ中学生になる娘と、1泊2日の温泉旅行にでかけました。
今回訪れたのは、都内から電車で約2時間の鬼怒川温泉。

宿泊する「あさやホテル」は、鬼怒川温泉駅からバスで約8分のところにある、創業130年の老舗ホテルです。

空中庭園風呂や、旬の食材を使用したブッフェなど、豪華絢爛な雰囲気を楽しみつつ細やかなおもてなしが受けられると評判です。

観光経済新聞が主催した「人気温泉旅館ホテル250選」に選ばれ「5つ星の宿」に認定された大人気旅館でもあります。

エントランスを抜けると圧巻の吹き抜け!異世界へ迷い込んだよう

チェックインよりも先に、思わずロビーに目を奪われました。
秀峰館の地上3階から12階までの巨大な吹き抜けは、言葉を失います。
娘は見上げるなり、「うわーきれい!」と大興奮。

明治21年創業。130年もの歴史がある老舗ホテルだけあって威厳が感じられました。

ロビーを堪能したあと、チェックインしてお部屋に向かいます。

宿泊した客室は、「眺望風呂付 リラックス和洋室」。
「和室」と「洋室」を兼ね備えた、モダンで落ち着きのある空間です。

このお部屋を選んだ理由は、温泉を客室で楽しめるからです。
旅行先では、早朝に温泉に入るのが楽しみの一つでもあります。
大浴場もいいですが、このお部屋なら渓谷を眺めながら時間を気にせずゆっくりと温泉に入ることができます。

お部屋で一息ついた後に、まずはホテル内の温泉巡りへ。
客室風呂も魅力的ですが、あさやホテルには「空中庭園露天風呂」や「大浴場」、「貸切風呂」とさまざまな温泉施設があります。

泉質はアルカリ性単純温泉の自家源泉。
お肌に優しい温泉です。

どのお風呂にいこうか悩んだ結果、まずは大浴場へ行くことにしました。

秀峰館大浴場「紅葉の湯」

まずは秀峰館の女性大浴場、「紅葉の湯」へ。

入った瞬間、広さに驚きました。
大きなお風呂に娘もウキウキ。
広々とした空間の大浴場は、他のゲストに気を遣うことなくくつろぐことができます。

大浴場の他に、半露天ジェットバスとサウナを完備しています。
肩こりの私は、半露天ジェットバスから動くことができませんでした。

娘にそろそろ他のお風呂に行こうと言われ、しぶしぶ「紅葉の湯」を後にしました。

八番館大浴場「滝の湯」

あさやホテルには大浴場が男女2種類ずつあります。

もう一つの女性大浴場、「滝の湯」もまた格別。
こちらには、寝湯やナノミストサウナ、シルキー風呂がありました。

よくある高温のサウナが息苦しく感じる私は、ナノミストサウナの虜に。
足元から温かいナノミストが放出され、優しい温かさで身体を癒してくれました。
程よく汗をかき、身も心もすっきり。

シルキー風呂は、超微粒子のマイクロバブルにより乳白色になったお風呂です。
やわらかなお湯にゆっくりと浸かり、リラックスしました。
娘はこのお風呂が気に入った様子。

さらにすべての大浴場には、シャンプーバーが設置されています。
美容ブランド「ReFa」の肌を美しくするシャワーヘッド「ReFa FINE BUBBLE」、高級ドライヤー「ReFa BEAUTECH DRYER」も備えられています。

ドライヤーの使用後は、私も娘も髪がサラサラ!
SNSで見て、一度使ってみたいドライヤーだったのでうれしかったです。

夕食は100種類の絶品ディナーブッフェを堪能

あさやホテルの楽しみは、温泉だけではありません。

四季折々の食材を楽しめる和洋中100種類のブッフェを堪能するために、「ASAYA GARDEN」へ。
色鮮やかに並んだお料理に私も娘も目移り。

ブッフェはシーズンごとにテーマが変わります。
私たちが訪れた時は「いちごフェア」でした。

娘は「お腹すいたー」とさっそく大好物のお寿司コーナーへ。

あさやホテルのブッフェはオープンキッチンが充実しています。
お寿司やてんぷら、ステーキ、ピッツァにパスタなどがライブキッチンで楽しむことができます。
目の前で調理される出来立てのお料理は、格別!

すき焼きや鉄板ハンバーグなどは、一人用鍋として用意されていました。
席に持っていき火をつけるので、アツアツをいただけます。

私はすき焼きを選んだのですが、お肉がとても美味しい!
ちょうど良い量が、ブッフェ形式ではうれしいポイント。

サラダバーには彩り豊かな野菜がずらり。
豪華な食事をいただいていると、どうしても合間にサラダを食べたくなるのは私だけでしょうか。
野菜の種類が豊富で大満足でした。

そして大人気のデザートコーナー!
フルーツやケーキ、いろいろなスイーツが並んでいます。

旬のフルーツから、定番のケーキまで思う存分楽しむことができました。

今回は「イチゴフェア」なので、栃木産のフレッシュな「とちおとめ」をいただくことができます。
さらに、見た目もかわいいイチゴのスイーツがたくさん。
イチゴ味のソフトクリームや、ハーゲンダッツまで!

お腹はいっぱいですがついつい欲張ってしまう私。
娘のお皿も同じように、色とりどりのスイーツでいっぱいでした。

気が付けば私も娘も満腹!大満足!
大きくなったお腹をさすりながら、お部屋に戻りました。

鬼怒川温泉で随一の高さ「空中庭園露天風呂」で風を感じる


眠る前に一番楽しみにしていた温泉、「空中庭園露天風呂」を訪れました。
鬼怒川温泉で最も高い場所に位置する露天風呂です。

「空中庭園露天風呂」は北側と南側の2ヶ所に分かれています。

男湯と女湯があり、朝・夜の入れ替え制となっていました。

その日の夜は北側の露天風呂。
山並みに囲まれ、風を感じる至福の時間です。
寝湯に浸かりながら、きれいなお月さまと夜空を満喫しました。

そろそろ思春期にさしかかろうとする娘。
普段はできないような話しがゆっくりとでき、とてもいい時間になりました。

翌朝の女湯は、南側にある「舟湯」と呼ばれる露天風呂でした。
鬼怒川ライン下りで使用される船と同じものが湯船に!

露天風呂の周囲は爽やかな緑にあふれ、早朝の清々しい風が吹いていました。
深呼吸すると、まだ完全に起きていない頭がすっきり。
夜とは違う、景観や空気を堪能しました。

ちなみに北側、南側ともに内風呂も設置されています。

雄大な景色を間近に!鬼怒川温泉ロープウェイでおさるの山へ

チェックアウト後は、「あさやホテル」から徒歩8分ほどの距離にある「鬼怒川温泉ロープウェイ」の乗り口へ。

標高700mの丸山山頂へ約3分半ほどで到達です。
山頂には総ヒノキ造りの展望台があり、鬼怒川温泉街を一望できます!
雄大な山並みと鬼怒川の渓谷美は絶景です。

山頂には「おさるお山」があり、かわいいおさるさんたちが元気に遊びまわっています。
100円でおさるさんたちに、エサをあげる体験ができました。

鬼怒川温泉の守り神である「温泉神社」では、参道に建立された「双龍門」が見ものです。
丸山山頂は、コンパクトながらも十分に楽しむことができます。

鬼怒川温泉「あさやホテル」は評判通り、お風呂やお料理、客室などどれをとっても上質なおもてなしでした。

小さなお子さんからシニアの方まで、多くの方が訪れるはずです。

館内には可能な限り段差をなくした「ユニバーサル対応客室」や、キッズルームなどが完備。
どなたでも心地よく過ごせるようになっています。

車いすやシャワーチェア、おむつ用ゴミ箱などの貸し出しも可能です。

規模の大きなホテルだと、どうしても幅広い客層への対応に追われ、宿泊客一人一人が満足するようなおもてなしが難しい場合があります。

しかしながら、「あさやホテル」では宿泊客へのニーズに沿ったさまざまな工夫がされていました。
お風呂やお料理、館内での過ごし方など、宿泊客が自分で選べる環境が整っているのです。すべてにおいてのクオリティの高さは、さすが創業130年の老舗ホテルです。

帰宅してからも公式サイトを眺め、「次はこのお部屋がいいな」と今から夢を膨らませています。

アクセス情報

住 所
〒321-2598 栃木県日光市鬼怒川温泉滝813番地
電話番号
TEL 0288-77-1111