アートな空間でユニークに過ごせる「ホテルインディゴ箱根強羅」

2024年1月、夫と私、そして5歳の息子の3人で憧れの地、箱根へ。子どもが生まれる前にも訪れたことのある思い出の場所です。子どもも楽しめるコンテンツがたくさんあると知り、ぜひ家族で行きたいと考えていました。家族３人の時間を大事にすることを重視して選んだホテルが「ホテルインディゴ箱根強羅」。夫も息子も私も大満足した体験談をお届けします。

子どもと一緒に箱根をたっぷり楽しむ二泊三日のために選んだホテル

箱根は温泉や富士山の絶景で知られています。大人がゆったりと楽しむイメージでしたが、子どもも楽しめる場所だと知って、子どもが少し大きくなったら絶対行きたいと思っていました。普段、忙しく働いている私と夫。たまには思いっきり一緒に過ごしたいと考えました。

調べてみると箱根には子どもも楽しめるコンテンツがたくさんあります。彫刻の森美術館や箱根海賊船はもちろん、箱根クラフトハウス、はこね宮城野国際ます釣場、フォレストアドベンチャー・箱根や箱根ガラスの森美術館などなど本当に盛りだくさん。中でも電車が大好きな息子のために、箱根登山鉄道は欠かせません。

行ってみたいところが目白押しですが、息子の体力も心配。お出かけするたびにすぐに「疲れた〜」と抱っこをねだられます。今回は家族でゆったりとした時間を過ごすのが一番の目的。余裕のあるスケジュールの旅をすることに決めました。

1日目は息子のリクエストもあり、箱根登山鉄道で箱根彫刻の森に行き、その後強羅駅へ。強羅駅からはホテルまでの送迎サービスがあります。駅到着時に電話をすればお迎えにきてくれて便利。今回利用したのは13時にチェックイン、翌日は15時チェックアウトという余裕のあるプラン。ホテルを楽しみにしていたので、早めにチェックインを済ませました。

ホテルに到着すると人力車がお出迎え。車が大好きな息子は大きなタイヤに大興奮。館内に入ると、囲炉裏や浮世絵、寄木細工など伝統的なのにおしゃれな空間で、大人も興奮気味。
ウェルカムドリンクも用意されていて、到着して一瞬で3人ともこのホテルの虜になりました。

懐かしく、新しいほっとするアートなお部屋でリラックス

今回宿泊した客室は、「デラックスコーナーキング露天風呂付」。

ホテルインディゴのコンセプトは「地元の魅力を映し出すネイバーフッドストーリー」だそう。箱根の自然美や郷土文化を感じられるアートワークがちりばめられていて、心が弾みます。アートの要素がいっぱいなのに、絶妙に落ち着く空間。部屋に入ってすぐにくつろげました。

楽しみにしていたのは露天風呂。窓からは箱根の山々や街並みが見えて、なんとも清々しい気持ちになります。お風呂は檜造り。お湯を溜めると香りがお部屋まで漂いました。熱々のお湯がすぐに溜まる湯量も嬉しい。
このお湯は「宮城野温泉」という源泉を加熱したものだそう。この温泉、乾燥肌にも効くそうで、何度も入りました。息子も私に似て乾燥肌なので、何度かさそってみましたが、彼にはあまり魅力的ではなかったようで一緒に入ってくれたのは1回だけ。

息子はそれよりもキッズ用のバスローブに夢中。大人になった気分を楽しんでいました。子どものアメニティも充実しているので、子ども連れも歓迎してくれているんだな、という気持ちが伝わって、よりリラックスできたと思います。

お風呂の後に楽しんだのはネスプレッソのマシン。お部屋に1台置いてあるなんてなんだか贅沢な気分です。もちろん、日本茶のセットやミニバーも用意されていて、豊かな気分になります。

息子が喜んだのはスマートスピーカー。
「おやすみ」と呼びかけるとお部屋のライトを消したり、観光スポットを聞いたりすることができます。それが嬉しいようで何度も呼びかけていました。

インテリアや細かな気遣いに感激。もっと滞在したい！と思いました。

水着着用で家族全員で楽しめるサーマルスプリング

２日目はあいにくの雨。美術館に行ってきましたが、子どもはまだ遊び足りないようでした。そこで水着着用で家族全員と楽しめるサーマルスプリングに行ってみました。サーマルスプリングとは、水着を着用して入る温泉のことで国内にこれがあるホテルは珍しいそうです。

お風呂なのに夫も私も一緒なので、息子は嬉しそう。お部屋の露天風呂も良いですが、大浴場の開放感も捨てがたい。温泉とプールが一体になったような感じです。中心に大きなソファが置いてあり、お風呂に入ったり会話を楽しんだり、長時間楽しめそうでした。

３人でひととおり楽しんだら、息子を夫に預けて、ジャグジーやヒマラヤ岩塩サウナを楽しみました。子育て中には貴重な時間でとても嬉しい。特にサウナは格別でした。このサウナは遠赤外線＆マイナスイオンが放出され、リラックス効果・疲労回復・血行促進に高い効果があるそう。

汗びっしょりででてきたわたしを見て、息子はサウナに興味津々。湯船の横の壁に映る大きなデジタルスクリーンに夢中で、待っている間も楽しんでいたようです。

夕食も妥協しない。キッズメニューで子どもも大満足のディナー

お恥ずかしい話、旅行先で子どもが出されたものを食べてくれず、食事の後コンビニに走ったりすることがあります。今回もこのホテルを選ぶ時にも近くにコンビニがあるかをチェックしていました。でも、今回はその必要もありませんでした。子どもの大好きなメニューを用意してくれていて大助かりです。

しっとりとしたおしゃれな空間なのに、子どもも歓迎してくれることに感動。子どもが騒がないかだけ少し注意が必要かも。

子どもが好きなオムライスやハンバーガーなどのメニューが用意されていて、しかもとても美味しそう。余ったらわたしも一口、と思っていましたが、しっかり完食していました。ホテルより10km圏内の地元食材を生かし、地域の生産者や職人を支援していると聞いて驚きです。体の中まで箱根で満たされるような感じがして気持ちが良いと思いました。

わたしと夫がお願いしたのは「スタンダードコース」。薪オーブン料理をリーズナブルに楽しめる全4品のコースです。薪で焼いて少しスモークされた旬の食材がとても美味しくて、大満足でした。

アラカルトも用意されていて、コースを頼んだのにも関わらず目移りします。どれも魅力的なメニュー。子どもが大好きな「フレンチフライ」を追加でオーダー。美味しくて取り合いです。

お腹がいっぱいになってデザートが食べられずにいたら、スタッフの方がすぐに気づいてくれて、デザートをお部屋に運んでくださいました。

美味しいだけでなく、やさしさにも触れられて、幸せな気分になりました。

こどものメニューも美味しそう！箱根を楽しむためのビュッフェ朝食

朝食はビュッフェ形式。美味しそうなパンが並んでいて、食欲をそそります。ベーコンやハム、ソーセージ、チーズにオムレツ…オリジナルの食材を組み合わせて、ベーグルサンドやホットドッグ、エッグベネディクトを好きに作れるのがとても気に入りました。

特にベーコンやソーセージは薪で焼かれていて香ばしい。薪は箱根の間伐材をつかっているそう。細部へのこだわりに感服。もちろん、地元食材などこだわりの食材をたくさん楽しめました。「シグネチャーショット」と呼ばれている創作ドリンクも気持ちをぐっと高めます。

和食も用意されていて、2日間の滞在でも飽きずにいただけました。むしろ、毎日食べたい…

朝から元気になって、箱根を楽しむ元気をいただきました。

ホテルインディゴ箱根強羅には、足湯やカフェなど、まだまだ楽しめる要素がいっぱい。息子がもっと大きくなったら、また別の楽しみ方ができそうです。蛍や花火が見られるそうです。またその季節にぜったい来ようね、と家族で話してホテルを後にしました。