志摩観光ホテル ザ ベイスイート

宿泊レビュー

子どもと一緒に癒し旅 贅沢なひとときを家族で満喫できる志摩観光ホテル ザ ベイスイート

夫、私、子ども3人(7歳、5歳、3歳)それぞれ仕事や家事育児、学校や習い事など忙しく、慌ただしい日々を過ごしていました。
日常を離れて家族とゆっくり過ごしたい。そこで「リトリートステイ※」がコンセプトの志摩観光ホテル ザ ベイスイートに宿泊することにしたのです。
※忙しい日常を離れて自分自身を見つめ直し、リラックスして過ごすことを目的とした宿泊

伊勢志摩サミットで一躍有名になった志摩観光ホテル。「ザ クラシック」「ザ ベイスイート」「ザ クラブ」の3つの建物からなります。なかでも「ザ ベイスイート」は伊勢志摩サミットの来賓が宿泊したホテルとして知っていたので、一度は泊まってみたい憧れのホテルでした。

3人で泊まれるスイートルーム

早速チェックイン。
ロビーの天井には真珠のシャンデリア!なんと9000粒の真珠が使われているそう。
ロビーだけではなく、エレベーターの手すりや壁など至る所に真珠が使われています。その数50000粒。真珠の養殖が盛んな英虞湾に臨む、このホテルならではのスペシャルなお出迎えです。
館内に漂うアロマとウエルカムティーのフレーバーの香りですっかりリラックス。季節によってフレーバーティーが変わるそうですよ。

ザ ベイスイートの宿泊客はホテルへ連絡すると近鉄賢島駅まで迎えに来てくれます。

ザ ベイスイートのお部屋は全室スイート。広さはバルコニーを合わせて全室100㎡以上ありなんとも贅沢な空間。
玄関から少し廊下がありベッドルーム、リビングルーム、バスルームと部屋が分かれていて「邸宅のようにくつろげる」のだとか。これだけ広いと家族でおしゃべりしたり少しはしゃいだりしても大丈夫です。
今回私たちが泊まる「FUTONスイート」は3人で泊まれるお部屋です。
他のスイートはベッドが2つ(もしくはキングサイズのベッドが1台)なので、3つのベッドが備え付けられたこのお部屋は3人家族がゆったり過ごすにはぴったり。


そしてなんと言ってもバスルームからの眺めが最高!大人の私と夫も思わず「わー!きれい」と声をあげるほどの景色です。青い海と森の景色も素晴らしいですが、なんと言っても夕日によって金色に輝く時間がゴールデンタイム。日本の夕陽百選に選ばれた景色をお風呂に浸かりながら眺められるなんて最高のリトリートな体験。
そんな目の前に広がる英虞湾の景色を独り占めしたかのようなバスタイムは心ゆくまでリラックスできます。
お風呂からバルコニーへ出ることができるようになっていて開放感抜群。

アメニティのシャンプー、コスメがミキモトコスメティックなのもうれしい。こんな時じゃないと試せないですよね。

アクティビティが充実!ホテルだけで伊勢志摩を体感できる

いくら広い部屋とはいえ、ずっとまったりしているだけでは子どもも飽きてしまいます。そこでホテルのアクティビティを利用することに。

英虞湾クルーズやレンタルサイクル、ホテルスタッフと一緒に回る館内見学ツアー、三重の伝統工芸に触れる体験、海女さん体験、真珠の取り出し&アクセサリー作りなどとても充実していて、その日に開催しているものから選べます。

まず私たちは「尾鷲ヒノキで作る 真珠のキーホルダーとビスケットネックレス」に参加しました。
様々な型にくり抜かれたヒノキのパーツと真珠やカラフルな紐を組み合わせてキーホルダーやネックレスを作ります。

見本を参考にしながら自分で作りたいイメージを膨らませ…ああでもない、こうでもないと言いながら真剣にパーツを選んでいき、世界に一つだけのネックレスが出来上がりました。娘は自分で作ったこのネックレスがよほど気に入ったのか、この旅行中の間ずっと付けていました。パーツを組み合わせるだけなので簡単ですし、30分くらいで出来上がります。私たちと一緒に、4歳くらいの小さいお子さんもお母さんと一緒にキーホルダーを作っていました。

夕食のあと、ホテルスタッフの方に教えてもらった星空観察会を覗きにいくことにしました。ホテル敷地内にある「ザ クラブ」のウッドデッキで開催されて、予約の必要がなく自由に出入りできるとのこと。星空案内人が今日の星空について説明してくれ、その話を聞くだけでもロマンチックな気分になります。
さすがに冬の夜、防寒対策をしていなかったため寒くてずっとはいれませんでしたが、都会では見れないたくさんの星を見上げられたことは家族の素敵な思い出になりました。


次の日の朝は英虞湾周遊クルーズ「マリンキャブ」に乗船することに。
冬の澄んだ空気と相まって、朝日に照らされてキラキラと輝いています。今回は冬だったのでデッキに出ているのは寒いかと思ったのですが、子どもは冷たい風も何のその。キャーキャーとはしゃぎながらデッキと室内を出たり入ったりして楽しみました。

タイミングがよければ近鉄の観光特急しまかぜの走る姿が海から望めるかも知れません。電車好きのお子さんにはたまらないかも。私たちが乗船した時も目の前を電車が通り過ぎ、思わず手を降ってしまいました。
45分間のクルーズはあっという間でしたね。

それぞれのアクティビティの開催日はホテル内「アクティビティカレンダー」を参照してください。

開業当時の雰囲気が味わえるカフェ&バー「リアン」で和モダンなアフタヌーンティー


チェックインした後、すこし小腹が空いたというので「ザ クラブ」にあるカフェ & ワインバー「リアン」でアフタヌーンティーをすることにした私たち。
ここザ クラブはザ ベイスイートとはガラリと印象が変わります。1951年志摩観光ホテル開業当時のホテルの面影を残しているのだとか。大きな柱や梁、家具の雰囲気が和モダンでとっても素敵!

頼んだのはアフタヌーンティセット。
サンドイッチやスコーンが乗っているアフタヌーンティースタンドは木製で、カフェの雰囲気にピッタリです。
サンドイッチ、スコーン、ケーキにフルーツがどれも可愛くあつらえてあり、娘は「どれから食べよう」と目を輝かせていました。
紅茶は季節によって種類が変わるものを含め、20種類ほどが用意されているそう。
天気がよければザ クラブの素敵なお庭が望めるテラス席がお薦めです。

 

たまには家族でオシャレしてディナーもいいんじゃない?


お待ちかねのディナーはフレンチレストラン「ラ メール」へ。ここは2019年ミシュランガイドで一つ星を獲得した名店です。
このレストランは小学生未満のお子さんは入店できません。ドレスコードはスマートカジュアル。フォーマルとまではいきませんが、男性なら襟付きのシャツとジャケット、女性ならワンピースやトップスにスカートなら間違いないでしょう。もちろんショートパンツやサンダルはNG。いわゆる生足も避けた方がいいでしょう。
私たちもいつもより少しオシャレして入店しました。


コースで提供される伊勢海老や鮑、松坂牛はどれも地元である三重県産。ソースが濃厚で味はさすが本格フレンチ、大人二人はついついワインが進みます。
娘にこのレストランは少し敷居が高いかな、と思いましたが、カトラリーの使い方を少し教えただけでマナーに戸惑うことなく食べていました。娘の成長に思わず感慨深くなった私。
中でも伊勢海老が気に入ったらしく「初めて食べたけど美味しい!プリプリで甘い!」などと言いながら舌鼓を打っていました。

今回の旅は忙しい日常を離れてリラックスすることが目的でした。ホテルでの時間はどれも非日常体験にふさわしいもので、家族での時間をゆっくり過ごすことができました。訪れる人々に寄り添ってくれる、そんな印象のホテル。家族の記念日にはまたこのホテルを訪れたいと思います。

アクセス情報

住 所
〒517-0502 三重県志摩市阿児町神明731
電話番号
TEL 0599-43-1211